イギリス生まれの家電ブランド、ラッセルホブスからオーブントースターをご紹介します。
ラッセルホブスといえば、注ぎ口の細い電気ケトルが有名ですよね。
コーヒーにお湯を注ぎやすくする為に考えられたデザインは、最近ではBALMUDA(バルミューダ)も取り入れています。
そんな、使用者ファーストを得意とするラッセルホブス。
今回ご紹介するオーブントースターにも使用者のことを考えたポイントが隠されています。
しかし、なかなか頻繁に買い換えることのないトースターです。
買っても思っていたのと違ったら嫌だ!他のメーカーもおしゃれなものを出してるから悩むと考えている方に、選択肢の一つとしてこのトースターをおすすめします。
そこで今回は、ラッセルホブスのオーブントースターを2年以上使用した私が、
- ラッセルホブス オーブントースターの使い方
- ラッセルホブス オーブントースターの洗い方
- ラッセルホブス オーブントースターのレビュー
を紹介したいと思います。
最後にオーブントースターといえば、やはりトースト。
その出来栄えもご紹介したいと思いますので、ぜひ参考にしてみて下さい。
それでは、ラッセルホブスのトースターのレビューをしていきます。
実際の画像や、使用した感想を交えながらメリット・デメリットも紹介していきます。
contents
Russell Hobbs(ラッセルホブス)オーブントースターの基本情報
- モデル名:オーブントースター
- 品番:7740JP
- 素材:ステンレス・ガラス・フェノール樹脂
- サイズ:横幅34.5㎝/奥行33㎝/高さ22㎝
- 重さ:3.6kg
- 電源:100V 50/60Hz
- 消費電力:315W~1,200W
- 定価:10,000円(税別)※公式ホームページのオンラインショップ
カラーバリエーション
このトースターは、カラーバリエーションが2色展開となっています。
- シルバー:艶のあるシルバーですが縞模様があってキズが目立ちにくいです
- マットブラック:つや消しのブラックはキッチン家電の人気色!シンプルにかっこいいです
私は、どちらにしようか悩みましたが、シルバーを選択しました。
選んだ理由は、生活の中で割と粗く扱われるキッチンガジェットであることから、マットブラックだと使用する中でキズが目立つようになるのではないか?と懸念した為です。
マットブラックの格好良さも捨て切れませんでしたが、「良いものを長く使う」が私のモットーです。
2年経ってもこの艶は、磨けば綺麗になるシルバーならではと感じています。
価格の比較
価格帯は、人気のあるトースターと比較するとミドルクラスに含まれます。
- BALMUDA The Toaster:24,732円
- ヘルシオ グリエ:21,963円
- アラジン グリル&トースター:15,120円
- Panasonic オーブントースター:6,773円
この辺りが私がトースターを購入するにあたり、比較した機種です。
BALMUDAやヘルシオは、加熱した水分をスチーム状にして吹きかけて加熱します。
トーストを焼く時など、パンに水分を保たせると、もちもちの食感になるので、とても魅力的ですが値段が高いです。
また、水を本体に入れる必要があり、水垢や菌の発生に懸念が残ります。
掃除が大変そうですよね。
アラジンやPanasonic、ラッセルホブスは少しづつ特徴はありますが、一般的な加熱方式です。
アラジンは見た目が可愛くて人気ですし、Panasonicは間違いないの代名詞ですよね。
この他にも、3,000円程度の安価なものは沢山ありますし、調べると何が良いのかわからなくなるのが、このオーブントースターです。
オーブントースターに何を求めるのか?そのバランスが選定機種を絞ることにつながります。
Russell Hobbs(ラッセルホブス)オーブントースターの使い方
それでは、ラッセルホブスのオーブントースターの使い方を見ていきます。
といっても、操作できるつまみは2種類。
温度調整機能と、タイマー設定しかありません。
それぞれのつまみを細かく見ていきましょう。
温度調整つまみ
まず、温度調整つまみについてですが、この機種は温度表示やW表示がされていません。
表示されているのは、時計回りにMAX→MID→LOW→UPPER→WARMと横棒の図です。
実は、英語表記は温度の強弱を意味し、横棒の図は使用するヒーターの数を示しています。
このオーブントースターには、庫内にヒーターが上側2本と下側2本の合計4本搭載されています。
それを可視化したのが、横棒の図です。
これがわかると、例えばグラタンのチーズだけ焼き目をつけたいとか、焼き目は要らないから温めだけしたいとか、自由自在に加熱具合を調整できるわけです。
どのモードが何を加熱する時に最適なのかは購入した時に付属して付いてくる、取り扱い説明書を見ると分かります。
それぞれ、選択するシーンと併せてご紹介します。
- MAX(上2本/下2本):1200W/トースト・ピザ
- MID(上2本/下1本):885W/冷凍ピザ
- LOW(上1本/下1本):600W/クッキー・フライ温め
- UPPER(上2本):570W/表面だけ焼く
- WARM(下1本):315W/保温
これさえ理解しておけば、自由自在に出力調整や温め具合が調整できる優れものです。
ただ、慣れるまではトーストは何のモードだったっけ?と戸惑うことがあります。
タイマー設定つまみ
タイマーは最大30分のものが搭載されています。
使い方は、加熱したい時間につまみを回しほかっておくだけです。
設定時間の加熱が完了すると「チンッ!」と鳴って教えてくれます。
しかし、3分以下に設定する場合は一度5分以上につまみを回し、機内のヒーターが赤くなったことを確認して、設定時間に合わせ直します。
理由は、設定時間が3分以下だと加熱が始まらないからです。
余熱をしてからの加熱時間、という意味合いの設定だとは思いますが、温まるまでの準備時間が影響するような調理はしませんし、足らなかったら追加熱するだけですので、いきすぎた配慮かな?と感じています。
Russell Hobbs(ラッセルホブス)オーブントースターの洗い方
みなさんはトースターを洗ったことがありますか?
トースターはパンや揚げ物を多く取り扱うので、汚れやすいキッチンガジェットの一つです。
ですがトースターは入り口が狭くて、なかなか掃除もできません。
機械の下のパンくずトレイだけ掃除している家庭がほとんどではないでしょうか。
しかし、ラッセルホブスのトースターはそんな悩みを解決できます。
というのも、ラッセルホブスのトースターは、前蓋が取り外せるようになっており、前蓋は水洗いが可能です。
また、前蓋を取り除くことで、機内に手を入れてしっかり掃除することができます。
パンくずトレイも、もちろん備わってますので、庫内を清潔に保つことができますね。
それでは、私が半年に1回行っている、汚れたトースターを復活させる洗い方を順に紹介します。
必要な道具を紹介しておきます。
- 雑巾またはキッチンペーパー
- スポンジ
- ブラシ
- メラニンスポンジ
- 中性洗剤
手順1:前蓋の取り外し
まずは、前蓋を開き網を取り出します。
網が前蓋に追従して動作するように連結されているので、そのフックを取り外します。
左右2箇所付いているので、両方とも外します。
続いて、右側の前蓋の付け根付近にある、スライドスイッチのような金具に着目して下さい。
前蓋を右側に引っ張るようにして、前蓋を持ち上げ取り外します。
パンくずトレイは、機械の下に収納されています。
手前方向に引き抜いて、取り出すことができます。
手順2:水洗い
取り外した前蓋や網、パンくずトレイは中性洗剤とスポンジやブラシを使って水洗いします。
ガラス部分にこびれ付いた油汚れも綺麗に落としましょう。
洗い終わったら、よく乾かしておきます。
水分が残っていると錆びる原因になるので、手順1を先に行っておくことをおすすめします。
手順3:庫内の清掃
前蓋を取り外したので、庫内を清掃していきます。
まずは、キッチンペーパーなどで固形の汚れや大きなゴミを取り除きます。
すでにパンくずトレイを取り出してしまってるので、汚れは手前にかきだします。
飛散するゴミが気になる方は、この工程の後にパンくずトレイを取り出した方がいいです。
手順4:庫内の磨き
ある程度の汚れが取れましたら、こびりついた汚れや着色汚れをメラニンスポンジで擦って落とします。
少しの錆も、削ってしまえば新品同様の輝きです。
ただし、内部のヒーターをカバーしているアルミの網目部分は、正直無理です。
メラニンスポンジで擦ると、網目でチーズのように削れ、ヒーターとの隙間に入り混んでしまいます。
ヒーターはかなり高温になるので、スポンジに引火して火災にもつながりかねません。
この部分に関しては、大雑把に汚れだけ取り除いて、清掃は諦めます。
手順5:取り付け
手順1にて取り外した部品を、元どおりに戻します。
取り外した逆のことをすればいいだけですので、ここでは詳細は省きます。
手順6:空焚き
取り付けが完了したら、空焚きをします。MAXモードで10分間です。
空焚きの理由は、機内に残留した水分を焼き切って錆を発生させなくする為です。
この時必ず換気扇をつけるか、窓を開けるなどして換気するようにして下さい。
網に残ったスポンジの細かいカスなどが焼けて焦げ臭くなります。
Russell Hbbsオーブントースターのレビュー
それでは、私がラッセルホブスのオーブントースターを、2年以上使用してきたレビューを紹介します。
今回は、
- 加熱
- タイマー
- お手入れ
- 価格
といった観点で見ていきます。
加熱
上側285W出力2本と、下側350Wと280W、合計4本のヒーターを搭載し1200Wの出力が可能で、とてもパワフルです。
この4本のヒーターの配置も、熱は上に登る習性があることから下側を強力にし、前蓋付近は熱が逃げやすいことから1番高出力の350Wを配置するなど庫内の温度を一定にするように設計されています。
庫内は反射炉のように、熱を反射し中心部に集まるような仕組みになっているので、加熱のムラがありません。
トーストを中心部からしっかり加熱してくれるので、美味しそうな綺麗な焼き目をつけることができ、とても気に入っています。
タイマー
一般的には15分の設定が多い中で、30分タイマーはポイントです。
低温でじっくり火を通したいときなど、重宝します。
ただ、短時間にタイマーを設定したい時に、一度10分以上に設定しヒーターの発熱を確認して、狙った時間に変更するのは正直手間です。
朝忙しいママさんの、手を煩わせることになりかねません。
あと、1つ気になったのが、タイマー動作中の発振です。
タイマーのゼンマイの振動を拾って、本体が発振し音がなる場合があります。
私は、足の下にフェルトをかませてこの振動の伝わりを遮断しました。
少し癖のあるタイマーですので、せっかちな人や面倒なことが嫌いな方にはお勧めできません。
ヒーターやトーストが、色付いていく様子を楽しんで見ていられる私のような人にはお勧めです。
お手入れ
この点がこの機種の最大のメリットです。
やはり前蓋を取り外せることが、お手入れのしやすさを格段にUPさせます。
この機種を使う前は、5,000円程度のオーブントースターを使用していましたが、庫内がなかなか掃除できずに、2年で油汚れがひどくなって買い換えた経験があります。
ラッセルホブスのオーブントースターは2年以上使ってますが、画像のようにまだピカピカです。
網や受け皿などは流石に綺麗な状態を維持できませんが、消耗部品として単品で購入が可能です。
網・受け皿・パンくずトレイは、それぞれ1,800円で販売されてますので、汚くなったら更新ができるのもいいですよね。
価格
オーブントースターが1,000円〜25,000円と幅広く存在する中で、決して安くはない位置付けです。
ですが、メンテナンス性もよく綺麗な状態を維持できることを考えると長持ちはします。
能力自体も十分ですので、コスパはいいと私は感じています。
Russell Hobbs(ラッセルホブス)オーブントースターでトーストを焼く
それでは実際にトーストを焼いてみましょう。
今回は、乃が美の高級生食パンのご登場です。
焼かずに食べても美味しい乃が美の食パンですが、今回はオーブントースターのレビューということで、焼いていきます。
取り扱い説明書に、6枚切りを3〜4枚使用する場合は、MAXモードで4〜6分と指定があります。
今回は少しぶ厚めに切りましたが、表面に焦げ目がつくまで4分間焼きました。
私は、バター党なので、パンに切り込みも入れてさらに染みやすくしています。
周辺はカリッと、中身はもちもちふわふわでとても美味しく頂きました。
高温で一気に加熱できるからこそ、表面のカリカリ感が出ます。
喫茶店のモーニングに出てくる仕上がりですね。
まとめ
ラッセルホブスのオーブントースターは、前蓋を取り外すことができる珍しいタイプのオーブントースターです。
前蓋が取り外せることで、庫内のお手入れが簡単にできいつまでも清潔に扱うことができます。
ここが、使用者ファーストのラッセルホブスの実力ですね。
本業の加熱にもこだわりが多く詰まっています。
温度を3種類、バランスよく配置した4本のヒーターや、庫内の熱を中心部に集める反射炉の役目を果たす機構。
全てが合間って、熱ムラなく均一に食材に火を通すことができます。
モード切替スイッチも、用途に合わせて細かく火の入れ方を調整できる優れものです。
唯一の欠点は、短時間のタイマー設定が面倒なところ。
その場にいて発熱を確認しないといけない点さえ許容できるのであれば、性能・メンテナンスと文句なしの一品です。
オーブントースターが汚れてきて、新しいものに買い換えようと検討中の方、是非試してみて下さい。
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