ホームジムは2階でもできる?床補強を安く済ませる方法を紹介!

うりぼう

ホームジムを2階の部屋に設置しようと思ったんだけど、床って何kgまで耐えられるんだろう?
そもそも2階って大丈夫なのかな?

そんな疑問をこの記事で解決致します。

私は、ジム通いを経てホームジム作成を決意し、嫁に許可を得て少しづつ進め、約2年かけてホームジムと呼べるレベルにきました。

ホームジム作成には段階があり、第一弾の障害として立ちはだかるのが、スペースの確保です。

嫁を何とか説得し、1室確保したのはいいものの、それが2階だった・・・

そんな状況に陥っている方も多いと思います。

私もその一人でした。

そこで、私が2階の6畳部屋をホームジムにするために行った、床補強の方法を紹介します。

現在、器具等合計し総重量348kgがおさまっていますが、床が軋むといった不具合の発生はありません。

ぜひ参考にしてみて下さい。

ホームジムは2階でも可能なの?

まずは結論から、

ホームジムは2階でも可能です。
しかし・・・条件があります。

いのしし

というのも、ホームジムを作るにあたり、その可否を検討する材料は対荷重です。

鉄筋コンクリートの頑丈な部屋にホームジムを作成するのであれば、何も心配することはありませんが、大抵は木造建築の1室だと思います。

木造建築で耐えられる重量以下に設置器具の重量を設定することができれば、1階でも2階でもどこでもホームジムを作成できるのです。

つまり、床の対荷重を調べてそれ以下の重量に設定するだけです。

ホームジム2階の対荷重は?

では、木造建築の床の対荷重はいったいどれほどなのでしょうか。

これは建築屋さんに聞く他ありません。

構造や柱の設置方法によって1軒1軒、1部屋1部屋で変わってくるのです。

実際私も聞いてみましたが、

「重量を分散させてくれれば問題ないですよ」と言われました。

ざっくりすぎです。笑

そこで参考にした値が

いのしし

1平方メートル当たり180kgまで!

というものです。

これは建築基準法に定められた、最低限保証された強度のようです。

これをクリアできる家でないと販売できないので、これ以上はあると仮定して計算していきます。

つまり、ホームジムで使う器具が180kg以上であれば、1平方メートル以上に負荷が分散するように、床を補強しなくてはなりません。

ホームジムで使用する器具の重量は?

では、ホームジムに器具を揃えると一体どれほどの重量になるのでしょうか。

私が実際に導入した器具の重量を紹介します

ベンチ 36kg
パワーラック 97kg
ダンベル 81kg
バーベル 134kg
合計 348kg

器具だけで約350kgあり、そこに私(65kg)も加わりますので、合計400kg以上の負荷が床にかかることになります。

1平方メートルあたり180kgの対荷重ですので、約2.2平方メートル以上の範囲に力を分散させれば、床に影響はないといえます。

ホームジムの床の補強方法

ホームジムの床の補強方法は、調べると色々な情報が出てきます。

安価に済ませる方法もありますが、嫁に怒られないために床に傷をつけない完全な方法を取り入れました。

その方法は、3層構造で床を補強する方法です。

床面から順に

ジョイントマット 床の傷防止
構造用合板 荷重の分散
ゴムマット 滑り止め

と敷いていきます。

実際は、②の荷重分散を目的とした構造用合板を敷くだけで、強度の問題は解決できます。

しかし、構造用合板は表面がザラザラしており、そのままフローリングに敷くと傷つける恐れがあります。

そこで、①のジョイントマットをあらかじめ敷いておきます。

③のゴムマットは、自分の納得するものであれば、何でもいいと思います。

ジムに置いてあるようなハードタイプの分厚いゴムマットでもいいですし、カーペットのような摩擦力の優れた材質でもOKです。

ホームジムの床補強の紹介

それでは、実際に私が行った床補強について、購入した商品も紹介しながら、説明していきます。

ジョイントマット FIELDOORジョイントマット
構造用合板 180㎝×90㎝構造用合板
ゴムマット 軽トラ用荷台ゴムマット

①FILDOORジョイントマット

45㎝×45㎝のジョイントマット48枚セットを購入しました。

厚みは2㎝と、とても分厚い商品です。

この商品は全て展開すると6畳分の広さになります。

実際は、構造用合板の下に収まる程度の量を購入すればいいのですが、器具をはみ出して置いてしまった場合のことを考え、6畳の部屋全てをカバーできるように購入しました。

しかし、ドアやクローゼットの開閉部分は敷くことができないので、6畳分は不要でした。

②180㎝×90㎝構造用合板

こちらは、ホームセンターで購入しました。

ホームセンターに行くと、ベニヤ板であったり石膏ボードなど様々な種類の板材が置いてあります。

どれでも良いのではないかと思ってしまうかもしれませんが、ベニヤは少し毛羽立っていて触れると痛いです。

石膏ボードは、粉をふきますので使用中の掃除が面倒です。

そこらへんを踏まえて構造用合板を選定しました。

③軽トラ荷台用ゴムマット

構造用合板の上に敷く滑り止めのマットは、ジムにあるような分厚いゴムマットを敷こうと思っていましたが、調べてびっくり。

とても高額でした。

ゴム製なので消耗品だと考えていた私は、なかなか高額なゴムマットを購入できず、この軽トラ荷台用のゴムマットに辿りつきました。

この軽トラ荷台用ゴムマットは、厚みが2〜3㎜程度ありある程度丈夫で、大きさは141㎝×205㎝あります。

構造用合板2枚全てを隠すことはできませんが、パワーラックを乗せる範囲はカバーすることができます。

加工も簡単ではさみやカッターナイフで簡単に切れ、サイズ調整もできますし、薄いので構造用合板にホチキスで打ち付けることもできます。

唯一、ゴム臭いのが難点ですが、それさえ我慢できればかなりコスパがよくおすすめです。

まとめ

ホームジムは2階でも設置可能です。

しかし、床の強度を超える重量は狭い箇所に集中して置くことができません。

そこで、重量を分散させるために大きな木の板を敷いて重量を分散させる必要があります。

ただし、重量分散のためにいきなり構造用合板を敷くと、フローリングを傷つけるので、ジョイントマットを敷くなどして対策しましょう。

滑り止めには、軽トラ荷台用のゴムマットがおすすめです。

少し臭いですが、加工もしやすく安価なので使い勝手が抜群です。

6畳の部屋の床補強に要した金額は

ジョイントマット 15,120円
構造用合板 2,376円
ゴムマット 4,054円

合計21,550円でした。

ジョイントマットが高額だったので、狭い範囲にすればもっと安く済ませることができます。

ただし、「床を傷つけ修復させる金額+嫁に怒られ謝る」を懸念すするなら、安いものです。笑

3 COMMENTS

うりぼう

けい様
ご連絡頂きありがとうございます。

添付頂いた動画確認させて頂きました。確かに、納得できる内容であり、2階にトレーニング器具を置くことは危険と捉えられますね。

私のブログに記載した内容は、実際に自身の家を建築頂いた、一級建築士の方に確認をした事実をもとに、記載しました。

なので、私自身はとくに問題ないと考えていますが、建築年数や載せる器具の重さ、デッドリフトの床引き(私はしない)など様々な条件によっては、不具合が発生するかもしれません。

あくまで、私のブログは参考にいただいて、最終は自身の環境を確認して判断頂ければと思います。

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けい

ご丁寧な返信ありがとうございます。
確かに、不安なのはデッドリフト等での瞬間的重量での不可がどれだけかかるか時に耐えられるか、という点なんですよね…。
2階は諦めようか、でも2階じゃないとスペースとりにくいという状況です笑
もう少し考えてみます。
ありがとうございました!!

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